OWCがeGPUボックス「Mercury Helios FX 650」の発売を開始すると発表している。価格は公式サイトで「389ドル」。macOS High Sierra以上、Windows 10以上に対応する。
ユーザーがビデオカードを用意して組み立てるeGPUボックス
「Mercury Helios FX 650」は余裕の650W電源を内蔵するThunderbolt 3接続のeGPUボックスだ。ビデオカードは内蔵されておらず、ユーザーが自由に組み立てて使用するため、先日発売開始した「Blackmagic eGPU Pro」のようなオールイン型と比べると、ビデオカードを交換できるため非常に自由度が高い。また格安のビデオカードを内蔵することができるので、安価にeGPU環境を構築することが可能だ。
650Wの大容量電源を内蔵しているため、よほど電力を消費するGPUではない限り使用することができる。MacはNvidia製のGPUが使用できず利用可能なビデオカードは制限されているため、消費電力で問題になることはないだろう。
筐体サイズは高さ20cm、縦34cm、横18.5cmで重さは3.2kg。対応するビデオカードは同社HPで配布されている対応表(PDF)より確認することができる。
揃ってきたMac向けeGPUボックス
同製品の日本での発売は不明だが、徐々にeGPUボックスの選択肢が増えてきた。これもmacOS MojaveでeGPUサポートが強化されたおかげだろう。OWCは先日Thunderbolt 3デバイスを数多く開発するAKiTiOを買収したばかりで、今後eGPUボックスを含め、Mac向け製品のラインナップが増えていくのではないだろうか。
Source & Photo: OWC